内容紹介

この先10年の「サステナビリティ経営」を業界別にいち早く体感!
本書は、2030年頃までのおよそ10年の間に、サステナビリティに関して何が起きるのかを「未来の見方」を示したうえで業界別に予測し、企業がどこに向かうべきかの具体的指針を示すことを目指した。「投資判断の考え方」を示す「SXの方程式」や、起こり得る複数の近未来を提示する「シナリオ・プランニング」を使って、本書の読者に、これからの10年間を一足先に体感してもらうという野心的な試みだ。本書が提示する「未来の見方」と「SXの方程式」を通じて、新しい視点で自社や、自社が属する業界の未来の見直し、これまで「知っている」と思っていたことが、大きく変わろうとしていることと、今まさにその分節点を迎えていることに気づいてほしい。(本書「はじめに」より)

「2030年のSX戦略」の主な内容
Part1 サステナビリティ経営の基本
第1章 未来を創る― 残された時間はわずかしかない
第2章 サステナビリティ経営についての疑問に答えます!
第3章 未来を考える枠組み

Part2 2030年の業界別S X戦略
第4章 食品・飲料業界 原材料の安定的確保に道筋をつける
第5章 製造業界 サーキュラー化と人権配慮のサプライチェーン構築が急務
第6章 金融業界 規制対応と成長をどう両立させるか
第7章 エネルギー業界 「脱・化石燃料」はどこまで進むか━━脱炭素技術の可能性と課題

Part3 SX先進5社の経営者インタビュー
第8章 先進企業トップが語る2030年のSX戦略
ロバート・スワーク氏(A B Nアムロ銀行)、エド・ダニエルズ氏(シェル)、時田隆仁氏(富士通)、アリステア・ドーマー氏(日立製作所)、西井孝明氏(味の素)