内容紹介

■「長期・分散・積み立てだから安心」は大間違い!

■物価高や円安の株価への影響、真価が問われる東証プライム市場やガバナンス効果の動き、NISAが誘う長期・分散・積み立て投資の現実、「投資の神様」バフェットの買い出動の結果など、株式市場の世界を取材歴40年のベテラン証券記者が、取材とデータ分析をもとに独自の切り口で解説。

目次

第1章 株式投資の現在地
 円安・金利上昇に揺れる株式
 コロナ乗り越え、企業は最高益に
 外国株の指数は過去最高を更新
 個人投資家、2022年も売り越しへ

第2章 急変する市場構造
 オンライン5社が野村追い越す
 口座数争いは楽天証券に軍配
 スマホ証券ではLINEが躍進
 疑われる銀行の本気度
 資産管理型営業というが‥

第3章 始まった投資教育
 高校教科書を点検してみた
 老後2000万円問題が出発点か
 浅い議論と深い議論
 金融庁ホームページにも問題点
 もっと教えてほしいこと

第4章 資産形成、正しい理解を
 長期・分散・積み立てというが…
 過去実績は参考にならない
 宝くじと同じか違うか
 リターンだけがすべてではない
 生き抜くうえでの本当の分散

第5章 株高論者が見落としていること
 自社株買い=株高はおかしい
 かつて高かったPERが低いわけ
 ガバナンス強化に意味があるのか
 国民の8割が投資に動かない理由

第6章 日本復活、道は険しい
 円安は製造業復活の好機だが…
 真に優れた経営者を大募集
 証券・金融税制に哲学を
 起業社会の実現を阻むな

むすび