内容紹介

「尊重」と「許可」を多く与えるほど、心理的安全性は高まる

さまざまな業界、文化、人種を対象にしたフィールドワークを通じて、私は企業などの社会単位が心理的安全性をどのような形で認め、構成メンバーがそれをどう受け止めるかに一貫したパターンがあることを突き止めた。心理的安全性には、「尊重」と「許可」という二つの要素の組み合わせに基づいて四つの段階がある。(中略)組織が「尊重」と「許可」を多く与えれば与えるほど、メンバーはより強く心理的安全性を感じ、それに反映した行動をとるようになる。どの段階においても、心理的安全性はもっと多くのことに関わるようメンバーを促し、個人の成長と価値創造プロセスの両方を加速させる。
(本書『イントロダクション』より)

『4段階で実現する心理的安全性』の主な内容
日本の読者の皆さんへ
はじめに
イントロダクション
第1段階 インクルージョン安全性 Inclusion Safety
第2段階 学習者安全性 Learner Safety
第3段階 貢献者安全性 Contributor Safety
第4段階 挑戦者安全性 Challenger Safety
おわりに パターナリズムと搾取を回避する