内容紹介
●プロ意識を持った大人のための入門書。あなたはプロとしてビジネスの話をする時に「会計のことは何となく分かってる」に留まっていませんか?
「基本的な用語は厳密に使いこなせる」「“投資とリターン”という世界標準の視点を持ってお金の話ができる」。
プロに相応しいレベルまで、ゼロから一気に分かりやすく引き上げます。
目次
第1章 最も分かりやすい会計の入門法は結局どれか?1 正しい定義と論理をやさしく、あいまいさを残さずに説明する、それが国際標準
2 理詰めの会計入門の世界に入っていきましょう
1.会計の目的とアカウンタビリティ
2.アカウンタビリティ以外の会計の目的
3.会計って何を報告すればよいのでしょうか?
4.会社はどれくらい金持ちか、貧乏か?
5.貸借対照表は変化する
6.商売はうまくいってるのか?
7.損益計算書は、利益剰余金の当期分の増減の明細を示す報告書
[コラム1]3つの支配
第2章 資産負債アプローチによる会計入門の実践
1 資産と負債の定義さえ分かれば、会計全体が分かったも同然
1.会計上の資産の定義の前に
2.会計上の資産の定義
3.その資産はB/Sに計上できるか?
4.会計上の負債の定義
5.会計上の資本の定義
6.収益・費用の定義
2 定型フォームというのを紹介しましょう。
3 定型フォームにチャレンジ!
4 自分でB/S、P/Lを作る経験は必要か?
5 全体の流れ
6 仕訳の4つの約束
1.左のモノは左に書く、右のモノは右に書く(原則)
2.減ったら左右逆に書く
3.利益剰余金の増減は書かずに「収益」「費用」を書く
4.決算処理として、「収益」「費用」をゼロにして、利益剰余金を記入する
7 仕訳の練習問題にチャレンジしよう!
8 参考:転記の解説
[コラム2]国際会計基準の考え方と本書の説明アプローチについて
第3章 実際の貸借対照表、損益計算書、キュッシュフロー計算書を読み解く
1 実際の貸借対照表、損益計算書を読み解く
1.実際のB/S、P/Lをざっと見てみよう
2.資産の部をざっと見てみよう
3.負債の部をざっと見てみよう
4.純資産の部をざっと見てみよう
5.損益計算書をざっと見てみよう
2 実際のキャッシュフロー計算書を読み解く
1.実際のキャッシュフロー計算書を見てみよう
2.少し練習しましょう
3 <ここで学ぼう>シリーズ
<ここで学ぼう「利害関係者と制度会計」>
<ここで学ぼう「収益認識基準」>
<ここで学ぼう「費用の認識」>
<ここで学ぼう「貸倒引当金」>
<ここで学ぼう「減価償却」>
<ここで学ぼう「固定資産減損会計」>
<ここで学ぼう「リース会計」>
<ここで学ぼう「資産除去債務」>
<ここで学ぼう「金融商品会計」>
<ここで学ぼう「土地再評価差額金」>
<ここで学ぼう「為替換算調整勘定」>
<ここで学ぼう「引当金」(退職給付に係る負債を含む)>
<ここで学ぼう「税効果会計」>
<ここで学ぼう「のれん」>
<ここで学ぼう「連結」>
<ここで学ぼう「製造業と建設業の会計」>
[コラム3]いま起きている時代の変化とアカウンタビリティの近未来について
第4章 会計の基本が分かったら、さっそく経営分析をしてみよう
1 分析の話をする前に
2 勝っている経営と負けている経営
3 ROAとROE
4 ROEの高め方① 財務レバレッジと安全性分析
5 ROEの高め方② ROAを高める
6 日本企業のたどった道~実際の数字を見てみよう!
7 会計入門の次はリスク管理へ