内容紹介
私たちは誰もがなんらかのパフォーマンスと関わっている。誰もがプレッシャーや不安に直面し、ベストパフォーマンスが出せたときの満足を得たいと考える。私はこの20年間、経営幹部、外科医、プロスポーツ選手、オリンピック選手、病気に立ち向かう人、学生、親、その他いろいろな人たちの相談に乗ってきた。企業のマネジャーはチーム内のあつれきを冷静かつ見事に鎮めたいと考えるかもしれないし、速球を思うように操れない大リーグのピッチャーはマウンド上で集中力を研ぎ澄ます方法を学ばなければならない。私のクライアントはみんな最良のパフォーマンスを発揮したい、結果を出したいと考えている。どんな人でも、どんな仕事をしていても、ハイパフォーマンスをもたらす同じメソッドがすべての人に有効であることを、私はこの仕事から知った。重圧下でのパフォーマンス、それはつまり一人ひとりがハイパフォーマンスを発揮することに他ならない。良い結果を出したければ、自身の振る舞いを見つめる必要がある。どんな思考や行動が優れたパフォーマンスを可能にしているのかを知り、反対に、どんな思考や行動がいざという時に集中力を削ぐのかを判断しなければならない。
本書を読めばそれがわかる。パフォーマンスの阻害要因をなくすにはどうすればよいか、ちょっとした変化で生産性を高めるにはどうすべきか。大事な瞬間に実力を100%発揮するためのあらゆる手法が、本書には詰まっている。
パート1では、パフォーマンスを検討するに当たって知っておくべき考え方を紹介する。好結果を出すためには自信がなくてはならないか? いや、そんなことはない。重圧を感じると落ち着きがなくなり、つい失敗してしまうという事実を本当に変えることができるのか? もちろん、できる。
パート2では、(1年後ではなく)今すぐ結果を出すためのメソッドや実践法を紹介し、あなた自身のパフォーマンスプランの立て方を伝授する。巻末には、自分のパフォーマンススタイルをもっとよく理解するためのヒントやセルフチェックを用意した。
興味の赴くまま、好きな章を拾い読みして構わない。満足や成果への道はひとつとは限らない。本書をあなたのパーソナルコーチと思ってほしい。何か大事なイベントに備えて読んでもいいし、必要に応じてフィールド脇で斜め読みしてもいい。すべてのメソッドをマスターする必要はない。まずはひとつ選び、試してみよう。
(本書「はじめに」より)
