内容紹介

「売上高2兆円超・35期連続増収」を達成した成長力の真実
権限委譲がもたらす"驚き"だらけの商品開発力&人材育成術
大ヒットPB「情熱価格」のブランド再生はなぜ成功したのか?


日本経済を襲ったバブル崩壊、リーマン・ショック、そして新型コロナウイルス禍などものともせず、35期連続増収という猛烈な成長を続ける総合ディスカウント店「ドン・キホーテ」。運営会社のパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)の売上高は2024年に初めて2兆円を突破し、今や日本の小売業界では第4位の巨大企業だ。

その根幹を支える「顧客最優先主義」と「権限委譲」をグループ全体に根付かせ高収益につなげた経営とマーケティング、それらを実行する強力な現場を創造する人材育成はすべてが型破りで"非常識"。アタマでは理解できても、恐らく決してまねすることのできないこの「ヘンなカイシャ」の実態について、同社CEO(最高経営責任者)と、ドンキ躍進の原動力となったPB(プライベートブランド)「情熱価格」のリニューアルを成功へと導いた担当役員、そして外部から支えた博報堂のクリエイティブディレクターが赤裸々につづったのが本書。流通・小売業界はもちろん、幅広い業種・業界の経営者やビジネスパーソンに示唆を与える1冊。

【特製】ドンペンシール1枚付き(全5種類)
※ドンペンシールは「書籍のみ」の同梱となります(電子書籍には付きません)



●「はじめに」より(PPIH代表取締役社長CEO 吉田直樹)

この会社ちょっと変わってるかも……。

 僕がドン・キホーテ(ドンキ)に入社したときに感じた第一印象が、"変わってる"でした。2007年、17年前のことです。そして、その第一印象は、結構当たっておりまして(笑)、社長になった今でも、よく感じています。本書は、この「変わってる」と、本書のタイトルである「好き勝手」をキーワードに、ドン・キホーテのPBのリニューアルプロジェクトと、こういうオモシロイ商品とオモシロイお店を出し続けているドンキという組織についての物語です。

 ところで、私たちのグループの売り上げは2兆円を超えているのですが、その話をすると、一様にみなさん驚かれます。小売業界でいうと、セブン&アイ・ホールディングス、イオン、ファーストリテイリングに次ぐ規模なんですよ。僕が言いたいのは、規模がデカい、ということではなく、ドンキの面白いところは、この規模になっても、僕が入社したときに感じた、あの変わっているところを維持し続け、また、それを変えてはいけない、と信じているところです。このノリの会社がここまでの規模になったのは、何かやっぱり理由があるんじゃないか。そういったことについて、読者のみなさんに興味を抱いていただけるととてもうれしいです。
 読んでいるうちに「え、本当なの?」という部分が多々出てくると思います。そういう反応を得られれば、多分、うまく伝えられている……ということなんだと思います(そして、本書で取り上げられているエピソードは全て実話です)。


●目次
序章:社長から見ても「ドンキって変」なんですね(笑)
第1章:「情熱価格」をリニューアルしなければならなかったワケ
第2章:「ドンキに行ってみたい」と思わせるブランディング戦略
(でも自社だけではできません)
第3章:「ドンキらしさ」の正体
第4章:「驚き」と「正直」 ドンキらしい情熱価格にする方法
第5章:ドンキの「ヒット商品」はこうして生まれる
第6章:「教えてお客さま」 ドンキ流マーケティング戦略
第7章:ドンキのマネジメントとは「マネジメントしない」こと
第8章:社員もバイトも「みんな好きに」やりなよ!