内容紹介
本書は、早稲田大学ビジネススクールの人気講義をもとに再構成した、次世代サプライチェーンマネジメント(SCM)の実戦テキストです。AIの進化、地政学的リスクの高まり、保護主義的な通商政策の再来――。自由貿易体制を前提に築かれてきたサプライチェーンは、いま抜本的な見直しを迫られています。もはやSCMは、単なる「効率化」や「コスト削減」のための仕組みではありません。企業の競争力を左右し、新たな価値を生み出す経営の中核機能へと進化しつつあります。
本書では、研究・実務の第一線で活躍する教授陣、コンサルタントが、SCMを「価値創造の源泉」として捉え直すための視点と方法論を解説します。分断された組織や業務プロセスを可視化し、自社の強みを見極め、独自のサプライチェーン戦略を描くには何が必要なのか。組織・人材育成、購買管理、マーケティング、需要・供給計画、AI/データ活用、リスク対応など、多角的なテーマから丁寧にひもときます。
さらに、トヨタ、ユニクロなどの企業事例を通じて、実践のポイントを具体的に紹介。SCMとは何かという基礎から、経営戦略としてSCMをどう設計・活用するかまで、体系的に学べる一冊です。
目次
序章 なぜ今「SCM中核人材」なのか第1章 SCMを経営アジェンダへ
第2章 経営とSCM
第3章 サプライチェーンを俯瞰するための思考とフレームワーク
第4章 サプライチェーン改革の成否は「組織と人」で決まる
第5章 SCMにおけるITシステムとデータ活用
第6章 SCMと購買管理の全体像
第7章 供給サイドからのSCM
第8章 需要サイドからのSCM
第9章 サプライチェーンにおける個人レベルの行動
第10章 実例から学ぶグローバルSCM
第11章 SCM人材育成の未来
【本書の執筆者一覧】
大森峻一(早稲田大学 創造理工学部 経営システム工学科 教授)
梶野透(早稲田大学グローバル生産・物流コラボレート研究所 招聘研究員)
富野貴弘(明治大学 商学部 教授)
中川慶一郎(東京理科大学 経営学部 教授)
中野幹久(京都産業大学 経営学部 教授)
藤本隆宏(東京大学 名誉教授)
山口雄大(NEC 需要予測エヴァンジェリスト・京都女子大学 非常勤講師 他)
笹川亮平(フォーティエンスコンサルティング株式会社 シニア・マネージング・ディレクター)
三林孝光(フォーティエンスコンサルティング株式会社 マネージング・ディレクター)
宍戸徹哉(フォーティエンスコンサルティング株式会社 マネージング・ディレクター)
尾崎直人(フォーティエンスコンサルティング株式会社 マネージャー)
大居由博(株式会社NTTデータ コンサルティング事業本部 コンサルティング事業部サプライチェーンユニット 部長)
中村達也(株式会社NTTデータ コンサルティング事業本部 コンサルティング事業部サプライチェーンユニット 部長)
喜多甚一(株式会社ビーイングホールディングス 代表取締役)
長谷川博和(早稲田大学ビジネススクール 教授)
