不確実性の高まる世界情勢、高市新政権への期待、労働人口の減少、AI(人工知能)のさらなる進化……どの業界に飛躍のチャンスがあり、企業はどう備えるべきなのか。幅広いシーンで活用されている『日経業界地図 2026年版』から、要注目分野の「業界地図」を紹介する。今回はAIエージェントブームに沸く「ソフトウエア」業界を見ていこう。
米マイクロソフトの基本ソフト(OS)「ウィンドウズ」や「ワード」「エクセル」などが代表格。近年はクラウドを通じてソフトウエアを提供し、売り切り型ではなく継続的に課金する「SaaS(サース)」が主流となっている。
最近の動向
調査会社のIDCジャパンによると、2024年の国内ソフト市場は前年比12.1%増の5兆3729億円となった。生成AIを業務で活用する動きが本格化したほか、サイバーセキュリティー対策の需要が増えた。
25年の国内経済は貿易や為替などの影響で不透明な状況にあり、企業によるIT投資の成長が緩やかになる可能性がある。ただ、IT投資は企業の業務効率化や経営課題の解決に直結するため、中長期では市場拡大が継続する。
生成AIの次として注目を集める「AIエージェント」の登場は、新しい動きだ。AIエージェントは人間が具体的な指示をしなくても、AIが必要な作業を自ら考えて実行するサービスだ。米セールスフォースや米マイクロソフトなど米IT大手のほか、国内では富士通やNECがサービスを開始した。
業界規模
国内ソフトウエア売上高:5兆3729億円(2024年、IDCジャパン)
キーワード
【AIエージェント】
AI(人工知能)と「代理人」を意味する英語のエージェントを組み合わせた造語。人が具体的な指示をしなくても、AIが必要な作業を自ら考えて実行するサービス。
業界団体等
IDCジャパン:東京都渋谷区渋谷2-24-12 渋谷スクランブルスクエア https://www.idc.com/jp
電子情報技術産業協会(JEITA):東京都千代田区大手町1-1-3 大手センタービル https://www.jeita.or.jp/
[日経クロステック 2026年1月22日付の記事を転載]
日本経済新聞社編/日本経済新聞出版/1980円(税込み)
日本経済新聞出版編/日本経済新聞出版/1760円(税込み)






