その本の「はじめに」には、著者の「伝えたいこと」がギュッと詰め込まれています。この連載では毎日、おすすめ本の「はじめに」と「目次」をご紹介します。今日は大森敏行さんの『 13歳からのPython超入門 』です。

【はじめに】

 これからの社会で必要とされる知識として、コンピューターで動くプログラムのつくり方、すなわち「プログラミング」が注目されています。Pythonを習得することで、プログラミングができるようになります。

 しかし、これまでPython を学ぼうとした人の多くは高い壁にぶち当たってきました。Pythonを習得するには、コードを書く練習を重ねて書き方を覚えていく必要があります。まだあまり慣れていないPythonを使ってコードを書くことは、ふつうの人にとっては面倒でつらい作業です。コードを書けば書くほどプログラミングが嫌いになっていく。そうして多くの入門者が脱落していきました。

 状況を一変させたのが、コードを自動生成してくれる人工知能(AI)の登場です。その代表的なサービスが「ChatGPT」です。「こんなプログラムのコードを書いて」とふつうの言葉で依頼するだけで、完成品のプログラムが出てくる。まさに画期的です。これで人間は面倒でつらい作業から解放されます。

 ただし、いつもAIにお願いしているだけではPythonの実力はつきません。複雑なプログラムをAIにつくらせようとすると、人間側にも相応のプログラミング能力が必要になります。この状況でPythonを学ぶにはどうすればいいでしょうか。

 思いついたのが、AIが出力したプログラムからプログラミングを学ぶという手法です。AIは、学習した大量のプログラムからエッセンスを抜き出し、お手本となるようなプログラムを出力してくれます。しかも、適切なコメントがついていることが多い。これを生かさない手はありません。

 この本では初心者を念頭に、Pythonを使えるようにする準備などもなるべくていねいに説明しました。題材としては、読者がなるべく興味を持てるよう、実際に遊べるゲームを中心にすえています。本文はすべて会話になっており、初心者が抱きがちな素朴な疑問に答えられるよう工夫しました。

 それでも読んでいてよくわからないところは出てくるでしょう。そんなときはAI の出番です。わからないことはどんどんAIに聞きながら読み進めていってください。

(イラスト:森 マサコ)
(イラスト:森 マサコ)
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【目次】

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