その本の「はじめに」には、著者の「伝えたいこと」がギュッと詰め込まれています。この連載では毎日、おすすめ本の「はじめに」と「目次」をご紹介します。今日は山本大平さんの『 嫌な仕事のうまい断り方 』です。
【はじめに】
いきなりですが、質問をさせてください。
「あなたは、いまの仕事に満足できていますか?」
この質問に対して心から「YES・はい」と答えた方は本当に幸せだと思います。しかし、「いまの仕事に満足していない」「将来の不安を感じている」「働きに見合った対価をもらっていない」「この仕事をやる意味がわからない」という方は、どうぞこの先を読み進めてください。
もうひとつ質問をさせてください。
「みなさんは【仕事】という2文字からどんなことを連想されますか?」
おそらく最も多い連想は「お金を稼ぐためにやること」ではないでしょうか。もちろんそれも仕事のひとつの形です。
ただ、本書『嫌な仕事のうまい断り方』では「仕事」という言葉を、もう少し違った角度から捉え直すきっかけも提示しています。
さらにもうひとつ質問をします。
「みなさんは仕事をするために生まれてきたのですか?」
動揺される方も少なくないと思います。戸惑わず「YES・はい」と答える方がこの日本に何パーセントいるのか、私も知りたいくらいです。
私たち人間には寿命があります。これは紛れもない事実です。そして1日は24時間。また、健康に身体が機能する健康寿命もおおよそ決まっています。仮にあなたが定年退職し、老後に自分の人生を謳歌しようと考えていたとしても、その場合は健康であることが前提となります。
『死ぬ瞬間の5つの後悔』(ブロニー・ウェア著、仁木めぐみ訳、新潮社)という書籍があります。著者のブロニー・ウェア氏は、緩和ケアの介護に長年携わってきたヘルパーです。
彼女のブログ記事が書籍のもとになっていて、世界中で翻訳されて読まれ続けています。この書籍で紹介されているのが、次の5つの「人生の後悔」です。
1.自分に正直な人生を生きればよかった
2.働きすぎなければよかった
3.思い切って自分の気持ちを伝えればよかった
4.友人と連絡を取り続ければよかった
5.幸せをあきらめなければよかった
自分も死ぬ前に後悔したくない。そう思われた方も多いのではないでしょうか。
しかし現実は嫌なことや嫌な仕事だらけです。そしてその中の嫌な仕事を「嫌だから」という理由で真っ向から拒否すれば仕事が無くなり、その結果、生活もできなくなるのがいまの日本の現状です。
では、どうすればよいのでしょうか?
うまく断ればいいのです。
そんなことできるわけがない。断る時点で自分の首を絞めるようなものだよ。
そんな声も聞こえてきそうですが、果たしてそうでしょうか?
断り方次第ではないでしょうか?
断わらない自分を貫き通した先にあるのは先述した 「死ぬ前の後悔」。
それでも、みなさんは「嫌な仕事」を、お金をもらうためだけに続けますか?
もうお気付きかと思いますが、本書は「断り方」だけに留まらず、自分主体の人生を生きるための術をまとめたものです。
いまみなさんが直面している辛い職場状況を脱する術はもちろんのこと、一方でみなさんが自分の人生の主役として活躍するための書籍でもあります。
本書がみなさんの有意義な人生時間を手に入れるための一冊になれば幸いです。
それでは『嫌な仕事のうまい断り方』、スタートです。
【目次】
