帝京大学ラグビー部は、ラグビー大学選手権でV10の偉業を達成し、日本代表選手を多数輩出する常勝集団です。しかし、2018年度に連覇が途絶えてから3年間は優勝から遠ざかり、苦しみました。同部を率いる岩出雅之監督(現・帝京大学スポーツ局長)は、2020年のコロナ禍による活動休止を組織再構築のチャンスと捉え、岩出氏が得意とする心理学的アプローチを活用して組織再生に取り組み、トップの座に見事返り咲きました。その方法は、さまざまな困難に直面する企業のリーダーやビジネスパーソンにも大いに役立ちます。岩出氏の最新刊『逆境を楽しむ力』から、逆境の乗り越え方について紹介します。(写真:Andrey Burmakin/Shutterstock.com)
