日々は「選択」の連続でできている。それなのに人は、目先の利益にとらわれたり、目立つというだけで物事を重視してしまったりして、どうしても選択をまちがえてしまいます。行動経済学の一分野である「ナッジ」とは、親ゾウが子ゾウの背中を鼻でちょっと押すように賢い選択をうながすしかけです。この考え方を使うと、強制や禁止をせずに、「よりよい選択」ができるようになるといいます。『NUDGE 実践 行動経済学 完全版』から、よりよい選択を「する」そして、よりよい選択を「させる」ための「ナッジ」の考え方を探ります。(写真:Shutterstock)
