お金を貯めたい、増やしたいと思っていても実際は怖い・難しい・面倒くさいことばかりで何から始めたらいいのかわからなかったりしませんか? そんな疑問にお金の教室「富女子(ふじょし)会」を主宰する永田雄三さんと先輩女子たちがこたえた著書『 1000万円を貯めた女子100人がやったこと、やめたことリスト 』から一部を抜粋し、貯金をするうえで「本当に役に立ったコツ」を1テーマごとに簡潔な解説で紹介します。10回目は「借金はしてはいけないという勘違い」について。
お金を借りてもいいかは「必要なもの」と「欲しいもの」で判別
多くの方は、「借金やローンはないほうがいい」と思っています。しかし、それはそもそも間違いです。世の中で「お金持ち」と言われている人ほど、たくさんのローンを組んでいますし、上手にお金を借りています。
実際、みなさんが家を買うときにもローンを組む必要がありますし、現金払いなんておすすめしません。ぜひみなさんには、お金を借りることに必要以上の抵抗を持たないでほしいと思っています。
そのうえで覚えていてほしいのが、「『買おう』と思ったときに、少し立ち止まり、『これは欲しいもの? 必要なもの?』と自分に問いかける」という、お金が貯まるポイントの1つです。
このように、「考える」ことに時間を割くだけで、お金の使い方が変わってきます。なぜかというと、買いたい何かが欲しいものなのか、必要なものなのかを区別できるようになると、ムダな出費がなくなり、お金が貯まる判断につながるからです。
この区別は、お金を借りるときの指標にもなります。つまり、借金していいのは「必要なもの」のときだけ。その場合は、金利5%以下なら、お金を借りてもいいです。借金をしていいのは、以下の表で△より上の場合なので、借りるか、借りてはダメかをきちんと判断しましょう。
欲しいものを買うときは借金ではなく貯金
一方、「欲しいもののために借金をする」と、必ず経済的に困窮します。大切なのは、「欲しいもの」と「必要なもの」の区別です。
もし、欲しいものを買いたいなら、貯金をしましょう。たとえば50万円のパールのネックレスが欲しいなら、ローンを組むんじゃなくて、買うためにコツコツ貯金する。爪の先に火をともすようにして貯めた50万円を握りしめて買いに行ってみてください。「もう、欲しくない」と思うかもしれません、笑。
言いたいのは、「欲しいものを買うな」ということではありません。いろんなことをガマンして貯金してまで欲しいなら、それは、本当に欲しいもの。ならば、買えばいいんです。
貯めたお金があって、いつでも買えると思うと、意外と買わないものです。だけど、貧乏な人たちは、お金がないから、今のうちに何でも買っておこうと思っちゃう。なんでも買ってしまうから、家の中が「ムダなものだらけ」「片づけができない」と悪循環になってしまいます。
上手に借金ができる人が、本当に必要なものをうまく手に入れて、お金持ちにもなれる人だというのは、ぜひ覚えておいてくださいね。

永田雄三(著)、日経BP、1760円(税込み)

