コロナ禍のもとでリモートワークが広がるとともに、人間関係が分断され、職場力が衰退する事態が多発している。背景には、コロナ前から、そこで働く人の抱える職場に対する「感情」の問題が増幅し、顕在化している面がある、と人事・組織コンサルタントの相原孝夫氏は述べる。上司や同僚、仕事内容、組織風土など、働く人の感情に影響するさまざまな要素には、どのようなものがあり、どうすれば気持ちよく、一丸となって働ける職場を生み出せるのか。さまざまな事例や研究成果を紹介した『職場の「感情」論』(日本経済新聞出版)より抜粋して解説する。(写真:Shutterstock)
