猫は本好きです。人間が本を読んでいるとじゃまをしにきます。では、良書に登場する名言を教えてもらおう。今回は、コンピュータの仕組みをゼロから理解するための名著『 CODE コードから見たコンピュータのからくり第2版 』からです。

猫や懐中電灯、時計といった一見関係なさそうな題材を取り上げながら、複雑に見えるコンピュータを単純なモノの組み合わせとして捉え、その仕組みをわかりやすく説明したのが『CODE コードから見たコンピュータのからくり 第2版』です。
お手元にあるスマホやパソコンを使うと、どうして計算ができるのでしょう? そもそも、コンピュータはどのようにして動いているのでしょう? 使うのが当たり前すぎて、疑問に思うことすらないかもしれません。思ったとしても、「コンピュータの内部はいろんな部品が詰まっているし、ソフトウェアを書くのも難しそう。その仕組みなんて理解できない」と諦めてしまう人が多そうです。
著名テクニカルライターのチャールズ・ベゾルド氏は、そうした人がコンピュータの仕組みを理解できるよう、文字を使った表現である「コード」と「数字」に注目します。
言語はコードにすぎないという考え方は、すんなり受け入れられるだろう。私たちの多くは、高校時代に多少なりとも外国語を学ぼうとしたはずだ。そのため英語でcatと呼ばれる動物が、ほかの言語ではgato、chat、Katze、кошка、γάταとなるのに納得できるだろう。
しかし、数字については、文化的な違いはあまりないようだ。私たちが話す言語や数字の発音にはかかわらず、この地球上で出会う可能性のあるほとんどの人たちが、同じように数字を書く。数学が「世界共通語」と呼ばれるのには、理由がありそうだ。
(中略)
人類が初めて数を数え始めたときから、私たちは手の指を使ってきた。その結果、ほとんどの文明が10を基調とした記数法(10進法)を築いてきた。
(中略)
今後は私たちがイルカで、数を数えるのに、2つのヒレを使わなければならないとしよう。イルカがヒレを使って数を数える様子を示すと、そう、2進法では1の次の数字は10になる。
『CODE 第2版』pp.123-143より
コンピュータの仕組みを突き詰めていくと、もっとも単純な2進法の数字である0と1を使ったコードのやりとりになるのです。それなら、簡単なコードのやりとりから始めて、10進数、2進数、2進数を使った計算……と一歩ずつ学んでいけば、誰でもコンピュータの仕組みがわかるはず。こうして書かれた『CODE 第2版』を読んでデジタル化の本質を知れば、DXといった最新IT用語がもっと身近に感じられるかもしれません。「急がば回れ」で一生モノの知識を身につけてみてはいかがでしょう。
[猫から一言]
猫の面白動画がスマホで見られるのも、コードと2進数のおかげなのだ。

