その本の「はじめに」には、著者の「伝えたいこと」がギュッと詰め込まれています。この連載では毎日、おすすめ本の「はじめに」と「目次」をご紹介します。今日は髙橋ゆきさんの『 ウェルビーイング・シンキング 』です。

【はじめに】 親愛なる“わたし”の人生へ

「あなたは自分の人生を自分らしく歩んでいますか?」

 現代は、答えのない時代です。だからあなたが、何かに悩んでいても急いで答えを決める必要はありません。手軽な答えに飛びつくのではなく、あなたが自分らしく自由に生きていくこと。つまりあなたが“ウェルビーイング”であること、それこそが、あなたの幸せや豊かさを実現する近道だと思います。

 “ウェルビーイング”というのは聞きなれない言葉かもしれませんが、心身と社会的な健康、満足した生活を送れる状態、多面的な幸せを意味します。もちろん幸せの尺度は人によって違います。「私にとって幸せとは何なのか?」自分自身に問い、「どうすれば自分らしい暮らしを手にできるか、自分にしかできない本当に大切なこととは何か」を真剣に考えはじめることがとても大切です。

 自分は何を軸にして生きていけばいいのか。何からはじめればいいのか。そうした問いの答えを探している人に、ぜひこの本を手に取っていただければ幸いです。そして、読者の皆さんにまず伝えたいのは「自分を愛してください」ということです。「愛からはじめよう」。これがこの本に込めたメッセージです。

 愛からはじめることは、自分らしく自然体で生きることであり、自分の道を進むためのポイントになります。こう書いてもすぐには納得してもらえないかもしれません。でも、この本を読んでいただければ、私の伝えたいことを理解してもらえると思います。

 そして、この本を読み終えたあなたが、いつか人生を振り返ったとき、今まで生きてきた人生の道のりをいとおしく感じ、「私の人生は愛で満たされ、感謝であふれていた」と思えることを願っています。

 私自身の人生を振り返ると、かならずしも安泰や安定だったわけではなく、山あり谷あり波瀾万丈(はらんばんじょう)でしたが、それでもくじけることなく今日までやってきました。

 なぜ、くじけずに生きてこられたのか。それは私が苦しんでいるときに、多くの先輩や仲間から愛にあふれる言葉をかけてもらったからです。そうした言葉に背中を押され、「生まれてきてよかった」「人生捨てたものじゃない」と思い直し、前に進むことができたのです。

 この本を読んでいただく皆さんも、私が周囲の人たちの言葉に支えられ、くじけずに生きてこられたのと同じように、この本に書かれた言葉によって、自分の人生をいとおしく感じ、「親愛なる“わたし”の人生へ」という想いを抱き、思いのままに人生を歩んでいただけたら、これに勝る喜びはありません。

髙橋ゆき


【目次】

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