Excelを使用していると、ブックが「保護ビュー」で開かれることがよくあります。これは、Webサイトなどの安全でない可能性のある場所からダウンロードしたブックを読み取り専用で開く、Excelのセキュリティ機能です。ブックが安全だとわかっている場合に、速やかに保護ビューを解除する方法を見ていきましょう。このコラムは 『カリスマYouTuberが教えるExcel超時短メソッド』 (Office HARU著、日経BP)よりお届けします。

【目次】
知らないと損するExcel超時短メソッド
第1回  Excelで複雑な数式を使わずにデータを一瞬で分割・結合する方法
第2回  Excelで条件に「当てはまらない」データを即座に選択する方法
第3回  Excelであらゆる機能をたった2つのキーで実行する方法
第4回 Excelの保護ビューを素早く解除する方法

[F2]キーを使う

 保護ビューのメッセージが表示されている状態で[F2]キーを押すと、保護ビューのポップアップが表示されます。初期状態では[キャンセル](編集を有効にしない)が選択されています。

 方向キーで[編集を有効にする]を選択して[Enter]キーを押すか、[Alt]+[E]を押します。保護ビューが解除され、ワークシート上のデータ編集が可能になります。

[F6]キーを使う

 保護ビューのメッセージが表示されている状態で[F6]キーを押すと、メッセージバーをアクティブな状態にできます。方向キーもしくは[Tab]キーで[編集を有効にする]を選択し、[Enter]で決定します。

 マクロが組まれていたり、外部データに接続されていたりするブックの場合、続けて以下のようなセキュリティ警告のメッセージが表示されることがあります。

 保護ビューの解除だけであれば[F2]キーを用いる操作が簡単ですが、[F6]キーによるメッセージバー選択を押さえておくと、保護ビュー以外の警告にも応用できます。

 ここで紹介したメソッドは、以下の動画でも確認できます。

YouTubeの 【Excel講座】Excel仕事を最速スタートするテクニック★ です。

 第5回は、「空白」をパスして範囲選択する方法を紹介します。