昨今、身の回りのものの値上がりを実感する機会が増えました。多くの企業では賃上げが行われているものの、実質賃金は低下しているともいいます。こうした「一生懸命働いても、豊かにならない」背景には、日本ならではの考え方と価値観が潜んでいると指摘するのは、葛飾区の町工場の3代目で、2020年から毎日SNS(旧Twitter、X)などで統計データを発信し続けてきた小川真由(まさよし)氏。小川氏の著書『経済の現場から統計データで見る インフレ日本の安い賃金 誰かの犠牲に支えられた「サービス過剰」を終わらせよう』(日経BP)から、その日本独特の考え方と価値観がどのようなものかを探ります。(写真:moonrise/stock.adobe.com)