お金を貯めたい、増やしたいと思っていても実際は怖い・難しい・面倒くさいことばかりで何から始めたらいいのかわからなかったりしませんか? そんな疑問にお金の教室「富女子(ふじょし)会」を主宰する永田雄三さんと先輩女子たちがこたえた著書『 1000万円を貯めた女子100人がやったこと、やめたことリスト 』から一部を抜粋し、貯金をするうえで「本当に役に立ったコツ」を1テーマごとに簡潔な解説で紹介します。7回目は「携帯に関する固定費の見直し方」について。
格安スマホの恩恵、ちゃんと享受していますか?

これは、1000万円貯めた女子の数人が、教えてくれたことです。彼女たちは、スマホのプランを見直したり、アプリを整理することで、出費をおさえられたこと以外にもいい効果があったというのです。これはどういうことでしょうか。
まず出費から。最初に見直すべきは、契約しているプランです。2021年春から、携帯各社が新ブランド・新プランを発表しました。オンラインでしか予約・申し込みができず、高齢者層を中心に混乱した方もいるようですが、「オンライン限定」によって人件費やサービス費などを浮かすことで低価格を実現しています。
2022年5月の日経新聞では、月々20ギガのプランで、東京は世界の6都市中、3番目の安さになったとか。その恩恵を、みなさんもちゃんと享受していますか?
安いプランが発売されても、自分で見直さなければ、その恩恵にあずかることはできません。放置している方は、今すぐ見直してみてください。ただし、「とにかく安いプランにせよ」と言っているわけではありません。安いプランにしたことで通信量が足りなくなったり、電波がなかったりしたら、意味がありません。
次に、時間の使い方。多くの方は、「月々○○円」で利用しているアプリがあると思います。そのアプリ、本当に必要ですか?
たとえば家計簿アプリなど、継続利用することでメリットがあるならば、払い続ける価値はあるでしょう。しかし、ゲームアプリや雑誌や漫画の読み放題アプリなどの中に、登録した直後はよく利用していたけれども、利用頻度が減った今も契約し続けているものはありませんか? 利用頻度が減ったり、有料プランでないと使えないのに活用できていないサービスであれば、解約してしまいましょう(ただ単にアプリを消去しただけでは、多くの場合は解約にはなりません。きちんと支払いを停止する手続きをすることが大切です)。
自分が変わったら、携帯も「そのまま」にしない
さて、アプリの整理がどうして「時間の使い方の改善」になるのか。私には正直よくわからなかったので、冒頭の発言をした女子に、もう少し話を聞いてみました。すると、

とのこと。最初は、映画やドラマを観たくて登録したはずなのに、いつの間にか「登録してあるから観なくちゃ」と変わってしまっていたことに気づいたというわけです。同様に、「友だちに誘われて有料のアプリを入れていましたが、よく考えるといらないな、と思って退会しました」という人もいました。
こうした視点は私にはないものだったので、本当に驚きました。「以前は大事だったもの、やりたかったことが、時間を経てどうでもよくなる」というのは、往々にしてあるものです。そのときに、惰性で“そのまま”にしてしまわないこと。
本当に必要なのか、やりたいのかを自分で判断することが、自分の人生を自分で選び、コントロールすることにもつながっていくのです。

(文中コメント図=イラスト/いそのけい、デザイン/若井夏澄)
永田雄三(著)、日経BP、1760円(税込み)
