内容紹介

日本のマーケティング界で活躍するエキスパート11人が、実務の最前線で避けては通れない「重大な課題(イシュー)」を明らかにし、その解決策を提示します。猛烈な勢いで進展しているデジタル化や生成AI(人工知能)の動向も視野に入れ、顧客から10年後も必要とされる企業、ブランドを確立するための道筋を探ります。編著者は日本マーケティング学会の元会長で、ブランディングの研究の第一人者でもある中央大学名誉教授・東京大学講師の田中洋氏。全体を大きく4部で構成(日本企業のトータル課題/メディアとコミュニケーションの課題/顧客分析の課題/BtoBとグローバルの課題)し、喫緊のマーケティング課題を全方位で網羅。主な読者ターゲットは、CMO(最高マーケティング責任者)および実務経験のあるマーケター、コンサルタント、研究者。ビジネススクールの社会人学生やマーケティングを深く学びたい学生にも薦めたい1冊です。

●目次

【第I部】日本企業のトータル課題

第1章 なぜ日本企業にCMOは少ないのか
     ~日本企業のマーケティング志向~
     田中 洋(中央大学 名誉教授/東京大学講師)

第2章 「ブランドの成長メカニズム」を知らない日本のマーケター
     ~エビデンスから実践へ~
     芹澤 連(コレクシア 執行役員/日本エビデンスベーストマーケティング研究機構 研究主幹)

第3章 AI時代にマーケティング人材をどうやって養成するのか
     ~「M字型」人材を育てるステップス~
     木田浩理(積水ハウス イノベーション&コミュニケーション CMO兼CDDO)

【第II部】メディアとコミュニケーションの課題

第4章 マーコム手法をどうやって変革するか
     ~結節点としてのソーシャルメディア~
     池田紀行(トライバルメディアハウス 代表取締役社長)

第5章 一方通行のコミュニケーションをいつまで続けるのか
     ~メディア&コミュニティドリブンマーケティングとは~
     田中準也(サン 代表取締役会長 プロデューサー)

第6章 デジタル広告への不信をどう解決するか
     ~AI時代の広告・メディア・プラットフォームの課題~
     長澤秀行(クオリティメディアコンソーシアム事務局長)

【第III部】顧客分析の課題

第7章 マーケッターの判断をゆがめる「世代間ギャップ」とは
     ~どのようにすれば正しい思考に行き着けるのか~
     牛窪 恵(インフィニティ代表取締役/立教大学大学院客員教授)

第8章 データはあるのになぜ顧客が見えないのか
     ~リサーチ結果から実践を導き出す~
     木原誠太郎(ディグラム・ラボ 代表取締役/京都芸術大学 非常勤講師)

第9章 マーケティング・リサーチの信頼を回復するには
     ~データ品質とインサイトをめぐる構造問題~
     萩原雅之(トランスコスモス 顧問/マクロミル シニアフェロー)

【第IV部】BtoBとグローバルの課題

第10章 なぜBtoBマーケティングの成果が出ないのか
     ~事業戦略の解像度を上げるアクション~
     上島千鶴(Nexal 代表取締役)

第11章 ユニバーサルコンセプトを持たない日本企業
     ~グローバルマーケターからの提言~
     下保 寛(味の素 代表執行役副社長 Chief Human Resources Officer)