アジア最強企業、猛烈に働くエリート集団ーー。そんな言葉で語られてきた韓国サムスン電子が苦境に陥っている。既存事業は中国に追い上げられ、事業構造改革は進まない。硬直的な人事制度の中でいつしか挑戦を忘れ、「大企業病」を患う。そんなサムスンの姿は韓国経済の映し鏡でもある。世界10位だった経済大国は今後順位を下げていくことは避けられそうにない。隣国・韓国のもがく姿を描いた2025年1月刊『サムスンは生き残れるか 逆境の韓国経済』(細川幸太郎著/日本経済新聞出版)から一部を抜粋・再構成する。(写真:細川幸太郎、ソウル市の南山から撮影)