1冊10分で読める書籍要約サービス「flier(フライヤー)」では現在3000冊以上の要約を提供、企業向けの「法人版」を通して多くのビジネスパーソンに活用されています。さて、どんな人が、どんな本の要約にアクセスしているのか。2022年10月の「年代別」ランキングを算出しました。「今、読んでおくべき本」を選ぶ際に、ぜひお役立てください。
書籍要約サービス「flier」の2022年10月「年代別」ランキングです(対象期間:2022年10月1日~31日)。20代、30代、40代、50代、60代で、それぞれトップ10を算出しました。
順位 | 書籍名 | 著者名 | 出版社名 |
---|---|---|---|
1 | サクッとわかる ビジネス教養 アドラー心理学 | 岩井俊憲(監修) | 新星出版社 |
2 | 最新ビジネスマナーと 今さら聞けない仕事の超基本 | 宮本ゆみ子(著)、石川和男(監修) | 朝日新聞出版 |
3 | 世界史を俯瞰して、思い込みから自分を解放する 歴史思考 | 深井龍之介 | ダイヤモンド社 |
4 | かくれ繊細さんの「やりたいこと」の見つけ方 | 時田ひさ子 | あさ出版 |
5 | 一生役立つ独学戦略 | 林輝幸 | 三笠書房 |
6 | 気にしない習慣 よけいな気疲れが消えていく61のヒント | 内藤誼人 | 明日香出版社 |
7 | 「対話と決断」で成果を生む 話し合いの作法 | 中原淳 | PHP研究所 |
8 | 「頑張る」をやめてみる | 根本裕幸 | リベラル社 |
9 | 未来のお金の稼ぎ方 お金が増えれば人生は変わる | 児玉隆洋 | 幻冬舎 |
10 | わが息子よ、君はどう生きるか | フィリップ・チェスターフィールド(著)、竹内均(訳) | 三笠書房 |
順位 | 書籍名 | 著者名 | 出版社名 |
---|---|---|---|
1 | サクッとわかる ビジネス教養 アドラー心理学 | 岩井俊憲(監修) | 新星出版社 |
2 | 最新ビジネスマナーと 今さら聞けない仕事の超基本 | 宮本ゆみ子(著)、石川和男(監修) | 朝日新聞出版 |
3 | できるリーダーは、「これ」しかやらない[聞き方・話し方編] メンバーが自ら動き出す「30の質問」 | 伊庭正康 | PHP研究所 |
4 | 気にしない習慣 よけいな気疲れが消えていく61のヒント | 内藤誼人 | 明日香出版社 |
5 | 「対話と決断」で成果を生む 話し合いの作法 | 中原淳 | PHP研究所 |
6 | 聞く技術 聞いてもらう技術 | 東畑開人 | 筑摩書房 |
7 | 仕事も家庭もうまくいく! 共働きのすごい対話術 | あつたゆか | クロスメディア・パブリッシング(インプレス) |
8 | かくれ繊細さんの「やりたいこと」の見つけ方 | 時田ひさ子 | あさ出版 |
9 | 才能の科学 人と組織の可能性を解放し、飛躍的に成長させる方法 | マシュー・サイド(著)、山形浩生(訳)、守岡桜(訳) | 河出書房新社 |
10 | ESG投資で激変! 2030年 会社員の未来 | 市川祐子 | 日経BP |
順位 | 書籍名 | 著者名 | 出版社名 |
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1 | サクッとわかる ビジネス教養 アドラー心理学 | 岩井俊憲(監修) | 新星出版社 |
2 | 最新ビジネスマナーと 今さら聞けない仕事の超基本 | 宮本ゆみ子(著)、石川和男(監修) | 朝日新聞出版 |
3 | できるリーダーは、「これ」しかやらない[聞き方・話し方編] メンバーが自ら動き出す「30の質問」 | 伊庭正康 | PHP研究所 |
4 | 「対話と決断」で成果を生む 話し合いの作法 | 中原淳 | PHP研究所 |
5 | 聞く技術 聞いてもらう技術 | 東畑開人 | 筑摩書房 |
6 | 気にしない習慣 よけいな気疲れが消えていく61のヒント | 内藤誼人 | 明日香出版社 |
7 | 世界史を俯瞰して、思い込みから自分を解放する 歴史思考 | 深井龍之介 | ダイヤモンド社 |
8 | 「頑張る」をやめてみる | 根本裕幸 | リベラル社 |
9 | 一生役立つ独学戦略 | 林輝幸 | 三笠書房 |
10 | かくれ繊細さんの「やりたいこと」の見つけ方 | 時田ひさ子 | あさ出版 |
順位 | 書籍名 | 著者名 | 出版社名 |
---|---|---|---|
1 | サクッとわかる ビジネス教養 アドラー心理学 | 岩井俊憲(監修) | 新星出版社 |
2 | 最新ビジネスマナーと 今さら聞けない仕事の超基本 | 宮本ゆみ子(著)、石川和男(監修) | 朝日新聞出版 |
3 | 「対話と決断」で成果を生む 話し合いの作法 | 中原淳 | PHP研究所 |
4 | できるリーダーは、「これ」しかやらない[聞き方・話し方編] メンバーが自ら動き出す「30の質問」 | 伊庭正康 | PHP研究所 |
5 | 気にしない習慣 よけいな気疲れが消えていく61のヒント | 内藤誼人 | 明日香出版社 |
6 | 世界史を俯瞰して、思い込みから自分を解放する 歴史思考 | 深井龍之介 | ダイヤモンド社 |
7 | 聞く技術 聞いてもらう技術 | 東畑開人 | 筑摩書房 |
8 | かくれ繊細さんの「やりたいこと」の見つけ方 | 時田ひさ子 | あさ出版 |
9 | 「頑張る」をやめてみる | 根本裕幸 | リベラル社 |
10 | 「ありがとう」の教科書 良いことばかりが降りそそぐ感謝の技術30 | 武田双雲 | すばる舎 |
順位 | 書籍名 | 著者名 | 出版社名 |
---|---|---|---|
1 | サクッとわかる ビジネス教養 アドラー心理学 | 岩井俊憲(監修) | 新星出版社 |
2 | ウクライナ戦争は世界をどう変えたか 「独裁者の論理」と試される「日本の論理」 | 豊島晋作 | KADOKAWA |
3 | 聞く技術 聞いてもらう技術 | 東畑開人 | 筑摩書房 |
4 | 気にしない習慣 よけいな気疲れが消えていく61のヒント | 内藤誼人 | 明日香出版社 |
5 | 最新ビジネスマナーと 今さら聞けない仕事の超基本 | 宮本ゆみ子(著)、石川和男(監修) | 朝日新聞出版 |
6 | 「対話と決断」で成果を生む 話し合いの作法 | 中原淳 | PHP研究所 |
7 | 増補改訂版 道具としてのファイナンス | 石野雄一 | 日本実業出版社 |
8 | ESG投資で激変! 2030年 会社員の未来 | 市川祐子 | 日経BP |
9 | 新規事業立ち上げの教科書 ビジネスリーダーが身につけるべき最強スキル | 冨田賢 | 総合法令出版 |
10 | 一生役立つ独学戦略 | 林輝幸 | 三笠書房 |
「頑張る」をやめる、「気にしない習慣」に幅広い支持
20代~60代、全世代の1位を占めたのが『サクッとわかる ビジネス教養 アドラー心理学』(岩井俊憲監修、新星出版社)でした。累計47万部を突破した「サクッとわかる ビジネス教養」シリーズの最新刊。カウンセリングや企業研修などで延べ20万人以上と対話してきた監修者が、イラストをふんだんに使って分かりやすくアドラー心理学とその生かし方を解説しています。
人間関係などで疲れ、悩みを抱えた人が元気を取り戻すための考え方を実践的に学べる――。そんな同書への関心の高さを踏まえつつ、ランキングを眺めると、全世代でランクインしている1冊に『気にしない習慣 よけいな気疲れが消えていく61のヒント』(内藤誼人著、明日香出版社)があります。
リモートでのコミュニケーションやマスクで表情が見えにくい環境は、相手の気持ちが読みにくく、気疲れがたまってしまう……。そんなとき、ビジネス書的には「一層の注意力を発揮すべし!」など頑張りどころが列記されそうですが、同書では心理学者である著者が「チカラの抜きどころ」をずらりと紹介しています。
20代、40代、50代では『「頑張る」をやめてみる』(根本裕幸著、リベラル社)もランクイン。仕事やプライベートでストレスを抱え込まないコツを人気心理カウンセラーが紹介する内容で、世代を問わず「心の疲れ」を感じている人が増えている状況を色濃く感じます。
自習用? 指導教本として? 新マナーに注目?
20代~50代で2位、60代で5位にランクインしたのが『最新ビジネスマナーと 今さら聞けない仕事の超基本』(宮本ゆみ子著、石川和男監修、朝日新聞出版)。「若手社会人向けのビジネスマナー書の決定版」として発売から1年、7刷と増刷を重ねています。20代の支持は狙い通りとして、40代、50代の需要は若手向けの研修や指導の教本としてでしょうか。あるいは「チャットツールの使い方」など“新マナー”への自主的なフォローアップ的な需要もあるでしょうか。興味深いところです。
そのほか、『「対話と決断」で成果を生む 話し合いの作法』(中原淳著、PHP研究所)が全世代でランクイン。『聞く技術 聞いてもらう技術』(東畑開人著、筑摩書房)は30代以上で、『できるリーダーは、「これ」しかやらない[聞き方・話し方編] メンバーが自ら動き出す「30の質問」』(伊庭正康著、PHP研究所)は30代~50代でランクインしています。リーダー層の皆さんの聞き方、伝え方への関心はいつもながら高く、その悩みの深さがうかがえます。
『サクッとわかる ビジネス教養 アドラー心理学』
岩井俊憲(監修)
新星出版社
1320円
2022年8月25日刊
<おすすめポイント>
「アドラー心理学」という単語を目にする機会は多くなった。その理論について見聞きしたことがある人はいても、実際に生活に活かしているという人は少ないのではないだろうか。本書によれば、アドラー心理学の創始者であるアルフレッド・アドラーは、自分の心理学が庶民に届くことを願っていたのだという。本書はビジネスパーソンの実生活の悩みを取り上げ、アドラー心理学を応用した具体的な対処法を紹介している。
アドラー心理学を一言で表すならば「勇気」の心理学であるという。勇気というと、意気揚々としたイメージが思い浮かぶが、本書に頻繁に登場する「勇気づけ」は、それとは異なる印象を持つ。人間関係で疲れた自分自身を癒し、周囲の人間を励まし、過去の自分の失敗を受け入れる。変えられない現実を「勇気」をもって受け入れ、変えられることにフォーカスする。こうした「勇気」には勇猛果敢な派手さはないが、日常に取り入れることができれば、心をじわっと温かくしてくれる、しなやかな強さがある。
アドラー心理学に興味を持っていたという方はもちろん、「自信がない」「職場の雰囲気がよくない」「自分の人生が生きられない」といった悩みを抱えている方にも本書をおすすめしたい。アドラー心理学の教えが、あなたが自分の人生の主役として生きるための指針を与えてくれることだろう。
(ライター:菅谷真帆子)
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