お金を貯めたい、増やしたいと思っていても実際は怖い・難しい・面倒くさいことばかりで何から始めたらいいのかわからなかったりしませんか? そんな疑問にお金の教室「富女子(ふじょし)会」を主宰する永田雄三さんと先輩女子たちが答えた著書『 1000万円を貯めた女子100人がやったこと、やめたことリスト 』から一部を抜粋し、貯金をするうえで「本当に役に立ったコツ」を1テーマごとに簡潔な解説で紹介します。5回目は「貯金体質を身につけると得られること」について。
普通の暮らしの中で貯金ができる人の共通点とは?
私は女性たちに、20代とか30代前半で1000万円貯めてもらいたい、と切望しています。それは、とにかくそこで1000万円貯められたら、その後の将来はお金にそんな困らなくて済む、といえるから。
なぜか? それは、お金を貯める方法を身につけておけば、1000万円をすぎたあとも貯金はJカーブで増えていくからです。
もちろん将来、結婚したり妊娠・出産・子育てなどで貯金が減ってしまうかもしれない。退職して専業主婦(夫)になる方もいるでしょう。でもその状態は、「まったく貯金をしたことのない状態」とは違います。
何が違うかというと、20代で自分で働きながら5年で1000万円貯めると、ある種の「貯金体質」ができる。この貯金体質をつくることが大事なんです。
同じように「普通に」暮らしていても、無理なくお金を貯める方向に自分を持っていくことができるのです。
これはダイエットと同じで、太ってやせて、と繰り返すのは体によくありません。そうではなくて、甘いものを食べすぎないとか、運動はしっかりするとか、習慣としてやっていくしかないのです。そういう「太らない生活の習慣」こそが、「やせ体質」ということですね。
同じように、「お金が貯まる生活の習慣」こそが「貯金体質」で、貯めたことのない人は一生身につけることができないものです。
未来の漠然とした不安が軽くなる「貯金体質」
今、頑張って働いて稼げている方も、40代、50代になっても今と同じように働けるとは限りません。あるいは、新型コロナウイルスのように、想定外のことが起きてあなたの仕事が将来、苦境に立たされる日がくるかもしれません。
仮に70歳まで働けたとしても、今は人生100年の時代です。あとの30年は余力で生きていかなければいけないんです。
「そんなに老後のことばかり考えられません!」と言う女子たちもいます。たしかにそうかもしれません。だとすれば、5年、10年先でもいい。現在働いている会社の5歳上、10歳上の先輩や上司を見れば、自分の将来もなんとなく見えてくるでしょう。
私は会社員時代、いつも先輩上司を見ていました。そして、「5年後、10年後は、あの先輩たちより、経済的にも時間的にも豊かでいたい。そのためにはどうすればいいか」を考えてきました。
未来に自分はどうなっていたいか。それを考えるクセをつけましょう。今より豊かな未来のために、「貯金体質」を身につけましょう。

永田雄三(著)、日経BP、1760円(税込み)
