2022年7月、BNPパリバ証券のチーフエコノミスト・河野龍太郎氏が新著『成長の臨界 「飽和資本主義」はどこへ向かうのか』(慶応義塾大学出版会)を上梓した。ローマクラブが「成長の限界」を発表してから半世紀。本書では、バブル崩壊以来30年続く日本の長期停滞の要因を、経済学のみならず、社会学、心理学、進化生物学など様々な視点から分析している。河野氏に、「成長の臨界」を考えるためのえりすぐりの9冊を紹介してもらった。