内容紹介

●「毒親」という言葉では片づけられない生きづらさを心療内科医が解き明かす
●親を裁くのではなく、「自分の心が受けた影響」から親子関係の悩みを紐解く
●親との関係に縛られず、自分らしく人生と向き合えるようになる本

【本書は、こんな方のための本です】

□ 親と会った後、ひどく疲れることがあるが、何が苦しいのかわからない
□ 自分の仕事や結婚について、親なら何と言うだろうといつも気になってしまう
□ 「ちゃんとしなければ」と常に自分を追い立てている
□ 自分の意見や希望をうまく伝えられない
□ 人間関係では相手に共感することが何より大切だと思っている
□ 上司や先輩など、自分を評価する立場の人との関係がいつもうまくいかない

親から殴られたことはない。
愛情もかけてもらった。

それなのに、
「何かがおかしい」「なぜか生きづらい」
という違和感を抱えている。

もし、そう感じているなら、
それは「毒親グレーゾーン」の影響かもしれません。

多くの人は、その苦しさの原因をはっきり言葉にできません。
親子関係に問題があったと断言することにも抵抗を感じます。
だからこそ、本書は親を責めたり裁いたりすることを目的としません。

大切なのは、
親子関係があなたの心にどのような影響を与え、
その影響が現在の悩みや生きづらさと
どう結びついているのかを理解して、
自分を縛る思い込みや苦しさの仕組みに気づき、
自分らしい人生を取り戻していくことです。

現実の親子関係を変える必要はありません。

本書では、心療内科医の視点から、
親子関係と心のつながりを丁寧にひもときながら、
自分自身を取り戻すための具体的なヒントをお伝えします。

目次

はじめに 「普通の家庭だったのに苦しい」という矛盾
プリンセスは、「お城」から出たら幸せになれるのか? ほか

序 章  毒親じゃないのに、しんどい
「親の目」を気にすることは生存戦略だった ほか

第1章  すべての親は「まあまあ残念」である
同じ親から生まれても、同じようには育たない ほか

第2章  そもそも「毒親」とは何か?
「毒親」という言葉は、何を変えたのか ほか

第3章  複雑な親子感情のバランスを整える――母娘の例を中心に
子どもは、身近な人を取り込みながら自分をつくる

第4章  「あなたの中に住み続ける親」を知る
親がいなくても、自分を監視し続ける ほか

第5章  感情とトラウマの観点から「傷」を見る
傷は「されたこと」だけでなく、「なかったこと」にも宿る ほか

第6章  「自分の声」を取り戻す
「本当の自分」を一人に決めなくてよい ほか

第7章  親との間に見えない防壁を築く―境界線(バウンダリー)の引き方
家族というシステムと「曖昧な境界線」 ほか

終 章  親と和解できなくても、自分と和解できる
親を理解しても、許さなくてよい ほか