春夏秋冬、季節ごとにお届けしております「手前みそ」企画。2025年春も、ぜひお読みいただきたい「日経の本」を全力でご紹介してまいります。推し担当は、「日経の本」の作り手が30人以上も所属する日経BOOKSユニット第1編集部を率いる赤木裕介部長。聞き手は日経BOOKプラスの常陸佐矢佳編集長が務めます。

2025年春も「日経の本」は新刊続々、推し本をご紹介します
2025年春も「日経の本」は新刊続々、推し本をご紹介します

より良く生きるための本

常陸佐矢佳(以下、常陸):毎日の忙しさに追われているうちに、あっという間に新年度を迎えてしまいました。書籍チーム部長の赤木さんに、春にお薦めの「日経の本」をたっぷりご紹介いただきます。よろしくお願いします!

赤木裕介(以下、赤木):4月は就職・入学、そして異動の季節。新しい仕事に就いたり、職場が変わったり、という方が大勢いらっしゃることでしょう。新しいことにチャレンジすると、意図せず遠回りしたり、思い通りにいかなかったりして、不安や不満を感じることもあるはず。そんなときに読んでいただきたい本をご紹介していきましょう。

常陸:確かに、春は環境の変化にワクワクしつつ、「大丈夫かな?」と緊張感が高まりがちな時季でもありますよね。1冊目はどんな本でしょうか。

赤木:『 きみに冷笑は似合わない。 SNSの荒波を乗り越え、AI時代を生きるコツ 』です。こちらはマネックスグループ取締役という「経営者」、『ファラオの密室』で「第22回『このミステリーがすごい!』大賞」で大賞を受賞した「小説家・白川尚史」、そして東京大学松尾豊研究室出身の「AI研究者」という、3つの顔を持つ山田尚史さんによる著作です。この3つの立場からの視点の置き方がとてもユニークで、若手からベテランまで、新たな気づきが得られる内容になっています。タイトルにもなっている「批評家になるのはやめて、報われなくとも努力を続けよう」というメッセージは、新しいチャレンジを続けるみなさんの背中をきっと押してくれるのではないでしょうか。

常陸:この本は、日経BOOKプラスの人気連載『あの会社の課題図書』で山田さんに取材した記事「マネックス取締役が薦める生成AI時代に読みたい3冊」がきっかけとなって、担当編集が提案して生まれた本なんですよね。東京都知事選出馬で注目を集めた安野貴博さんの書評「『AI時代の生存戦略が全て書かれている』一冊」も反響がありました。気になる方は「はじめに」から読むのもお薦めです。

『きみに冷笑は似合わない。 SNSの荒波を乗り越え、AI時代を生きるコツ』(山田尚史著)。著者は言います。「令和の世には夢が足りない」と。あなたの夢は何ですか? 夢を掲げて進むみなさんに、エールを!
『きみに冷笑は似合わない。 SNSの荒波を乗り越え、AI時代を生きるコツ』(山田尚史著)。著者は言います。「令和の世には夢が足りない」と。あなたの夢は何ですか? 夢を掲げて進むみなさんに、エールを!

赤木:職場で周囲の人間とぶつかってしまう。家庭でパートナーとのコミュニケーションに悩んでいる。老いを受け入れられない…。こんな悩みに心理療法士である著者が答えてくれるのが『 身近な人間関係が変わる 大切な人に読んでほしい本 』です。「人生相談」形式で、「事実で相手を論破せずに、感情に寄り添う」「善人vs悪人で判断しない」など、具体的なものの考え方や行動をやさしく指南してくれます。なにより、この本で一番いいと思ったのは「同じようなことで悩んでいる人が、世界にたくさんいる!」と気づかされることでした。ベストセラーとなった前著『 子どもとの関係が変わる 自分の親に読んでほしかった本 』もそうですが、うまくいかないことが続くとつい自分を責めてしまいがち。そんなプレッシャーに苦しむみなさんにこそ、お薦めしたい本です。

常陸:人にはちゃんと優しくできるのに、自分のことは厳しくジャッジしがちな方にこそ、読んでほしい本ですよね。「はじめに」には「自分を裁いたり責めたりしても、何の役にも立ちません」「『楽しみ』はもっと優先されていい」といった言葉が並び、読んでいてほっとします。

英国の心理療法の第一人者フィリッパ・ペリーさんの最新刊『身近な人間関係が変わる 大切な人に読んでほしい本』。前作のベストセラー『子どもとの関係が変わる 自分の親に読んでほしかった本』もお薦めです(いずれも高山真由美訳)
英国の心理療法の第一人者フィリッパ・ペリーさんの最新刊『身近な人間関係が変わる 大切な人に読んでほしい本』。前作のベストセラー『子どもとの関係が変わる 自分の親に読んでほしかった本』もお薦めです(いずれも高山真由美訳)

赤木:多くのビジネス書では「意思決定を素早く行う」ことが素晴らしいとされており、即断即決型のリーダーがもてはやされる傾向にあります。もちろん、いつまでも決められないのはよくないですが、一方で拙速に決めたことを後悔する、なんて経験をお持ちの方も多いと思います。では、そもそもなぜ人は安易な結論に飛びついてしまうのでしょうか。そんな根本的な問いから教えてくれるのが『 「答えを急がない」ほうがうまくいく あいまいな世界でよりよい判断をするための社会心理学 』です。社会心理学の専門家である著者が、最新の理論を使いながらやさしく解説してくれます。私も大阪出身のせいか、いろいろなことを急いで決めてしまいがちですが、この本を読んで大いに反省しました。

常陸:私もエレベーターの「閉」ボタンは連打したいところを堪えているせっかちタイプなので、本書のメッセージが響きました。著者の三浦麻子さんとライターの寒竹泉美さん、編集担当の志摩麻衣さんの3人が語り尽くしたX(旧Twitter)スペースでのトークイベントは、テンポがよくてやり取りが面白く、夢中で聞いてしまいました。内容をまとめた記事には、三浦さんのTwitter活用方法や、本のタイトルをめぐる“大げんか”など制作の裏話も満載です。

『「答えを急がない」ほうがうまくいく あいまいな世界でよりよい判断をするための社会心理学』(三浦麻子著)。「答えを急ぎまくる赤木部長と、慌てないで!と止める常陸編集長」という撮影班のリクエストに即座に応える小芝居パフォーマーコンビでございます
『「答えを急がない」ほうがうまくいく あいまいな世界でよりよい判断をするための社会心理学』(三浦麻子著)。「答えを急ぎまくる赤木部長と、慌てないで!と止める常陸編集長」という撮影班のリクエストに即座に応える小芝居パフォーマーコンビでございます

新年度に読みたい「教養書」

赤木:「○○ちゃん、水割りつくってよ」なんて昭和の上司のように部下にお願いすると怒られてしまいますが、実はこれ、法律にひっかかる可能性もあります。水割りをつくる行為は、形式的には酒税法の「酒類を製造する行為」にあたるので、免許なく行うと違反となる余地があるんだそうです。こんな驚きの法律の世界を、ユニークなイラストともに紹介してくれるのが『 世にもふしぎな法律図鑑 』です。この他にも「戸籍と住民票の違いは?」「第三者委員会って何?」のような身近な疑問にも答えてくれます。コンプライアンスがあちこちで求められるいま、法律というものがどういう発想でできているのかが分かる本書は、きっとお役に立つことと思います。

常陸:部下への水割りのお願い、法律上でもアウトなんですね! 我が家には飼育好きな娘がいるので、「ザリガニやヒキガエルを逃がしたら、罰金300万円!?」も気になるテーマでした。「Winny事件」「コインハイブ事件」などを担当した弁護士による書評「壇俊光が推す、多彩さに驚嘆『ふしぎな法律を楽しむ』一冊」では「多くのテーマが取り上げられており、同業者としては『よーやるわ』と驚嘆せざるを得ない」と評されています。著者直筆のイラストも味があって、取っつきづらい法律の世界を身近に感じることができますよね。

楽しいイラストと分かりやすい解説で構成された『世にもふしぎな法律図鑑』(中村真著)を熱心に読む赤木部長&常陸編集長。どのページを見ているのでしょうか?
楽しいイラストと分かりやすい解説で構成された『世にもふしぎな法律図鑑』(中村真著)を熱心に読む赤木部長&常陸編集長。どのページを見ているのでしょうか?
2人は本気でパフォーマーを目指しているのかもしれません…
2人は本気でパフォーマーを目指しているのかもしれません…

赤木:「法人って何でしょう?」「株式会社ってどういう存在?」と改めて問われると、きちんと答えられるビジネスパーソンはなかなかいません。でも、どの制度も時代の要請に応じてできてきたもの。歴史をたどることで、さまざまな会社の仕組みを立体的に見せてくれるのが『 会社と株主の世界史 ビジネス判断力を磨く「超・会社法」講義 』です。株式会社って、そういえば大航海時代の東インド会社から始まったって聞いたことがあるな、という人でも、なんでそのような器が必要だったのか、と問われると答えに詰まってしまうのではないでしょうか。歴史を学ぶと、本質が見えてきます。会社法を理解したいビジネスリーダーも、「歴史雑学好き」も満足できる一冊です。

常陸: 「はじめに」でも、神奈川県鎌倉市の海岸「材木座」の由来の解説が「東インド会社」の話に結びつき、その流れで「株式会社」の誕生と発展のいきさつを理解できる展開には、「なるほど~!」と興味を引かれました。「会社法」という堅めのテーマですが、著者の感じる「おもしろい!」が伝わってきて、知的好奇心が刺激される本です。

『会社と株主の世界史 ビジネス判断力を磨く「超・会社法」講義』(中島茂著)。「株式」をめぐる歴史を分解しながら、現代の経営の課題を浮き彫りに
『会社と株主の世界史 ビジネス判断力を磨く「超・会社法」講義』(中島茂著)。「株式」をめぐる歴史を分解しながら、現代の経営の課題を浮き彫りに

赤木:気づけば50歳を過ぎ、身体のあちこちにガタがきて、老化を意識せざるを得ない毎日です。私たちはなぜ老いるのか、なぜ死ぬのか、ということについては、これまで長い間、人類最大の謎だったといえるでしょう。その問いを解くカギを提供してくれるのが『 Why We Die(ホワイ・ウィ・ダイ) 老化と不死の謎に迫る 』です。「老化を止めたり、若返ったりすることは可能か」「寿命をどこまで延ばすことができるのか」などの疑問について、ノーベル化学賞を受賞した生物学者が、最先端の知見をもとに解説してくれます。いま、人間の寿命は最大120歳程度といわれていますが、近い将来もっと延びる可能性があるそうですよ。私もまだまだ若造かもしれない、と思い直しました。

常陸:最大120歳であっても、まだその半分の年齢にもたどり着けていない私たちは十分に若造、のはずです!…と、胸を張りたい一方で「たとえ老化に抗(あらが)うことができるとしても、私たちはそうすべきだろうか?」という著者の問いかけには「はい! もちろん!」と即座に答えられないところです。最近ひどくなってきた目の疲れ、首の痛みをいたわりつつ、日経BOOKプラスの抜粋連載「人間の寿命は延ばせる? ノーベル賞受賞者が老化の謎に迫る」や本書を読み直して考えたいと思います。

『Why We Die(ホワイ・ウィ・ダイ) 老化と不死の謎に迫る』(ヴェンカトラマン・ラマクリシュナン著、土方奈美訳)。ノーベル化学賞受賞の生物学者が最新の科学的知見をもとに寿命と老化を解説します
『Why We Die(ホワイ・ウィ・ダイ) 老化と不死の謎に迫る』(ヴェンカトラマン・ラマクリシュナン著、土方奈美訳)。ノーベル化学賞受賞の生物学者が最新の科学的知見をもとに寿命と老化を解説します

春からリーダーになる人の必読書

赤木:優秀なメンバーをそろえてチームを運営しても、なぜか思惑通りいかない、ということは、よくあります。みんなでアイデアを出すブレスト会議を行って、その場は雰囲気よく盛り上がったのに、結果につながらない。チェック体制を強化するためにダブルチェックを徹底しても、ミスは期待したほど減らない…。「集団心理」を知ると、こうした現象が起こる要因が分かります。チームのメンバーに気持ちよく働いてもらって、しかも最大の効果を上げるためにはどうすればいいのか。いまリーダーをやっている人も、4月からリーダーになる人もぜひ読んでおいてほしいのが『 だけどチームがワークしない “集団心理”から読み解く 残念な職場から一流のチームまで 』です。

常陸:この季節に読むのにぴったりの内容ですよね。コンサルタントの中尾隆一郎さんの書評「『残念な組織を変える&つくらない』ための必読本」でも紹介されている「チーム内に『異論を言う役割』(悪魔の代弁者法)をつくる」という提案など、組織を残念な方向に向かわせないためのヒントが得られます。

『だけどチームがワークしない “集団心理”から読み解く 残念な職場から一流のチームまで』(縄田健悟著)。はい、撮影班のリクエストは「チームのワークに悩む赤木部長と、一読を勧める常陸編集長」です
『だけどチームがワークしない “集団心理”から読み解く 残念な職場から一流のチームまで』(縄田健悟著)。はい、撮影班のリクエストは「チームのワークに悩む赤木部長と、一読を勧める常陸編集長」です
優秀なメンバーが集まってもチームがワークしないのはなぜ? 分かりやすく解説します
優秀なメンバーが集まってもチームがワークしないのはなぜ? 分かりやすく解説します

赤木:もう1冊、リーダーのための本をご紹介したいと思います。「部下にはこう話しかけなさい」「チームの成績を上げるためのテクニック」といったネット記事や書籍を見かけることがよくあります。でも、ある場面では部下のやる気を引き出したやり方が、ある局面では逆効果に、ということはよくあります。部下やチームメンバーとの付き合い方をスキルとして身につけることにあまり意味はない、と教えてくれるのが『 できるリーダーが「1人のとき」にやっていること マネジメントの結果は「部下と接する前」に決まっている 』です。自分を客観視して考えを巡らせることで「思考の自由度」「問いの力」「喚起力」「構造デザイン力」というリーダーに不可欠な「4つの力」を育てることができる、と教えてくれます。ちなみに本書には「リーダーは『向いてない』くらいがちょうどいい」という言葉が出てきます。私も「部長、向いてないな~」と思う毎日なので、実は名部長なのかもしれないと思ってきました(笑)。

常陸:名部長の「1人のとき」も気になります! この本では読書も「リーダーシップを育むための重要な手段」として紹介されていますね。本書からの抜粋記事「読書による学びの神髄は、『読み飛ばしたくなる箇所』にある」には、リーダーのための図書リストも掲載しているので、こちらも本選びの参考になりそうです。

『できるリーダーが「1人のとき」にやっていること マネジメントの結果は「部下と接する前」に決まっている』(大野栄一著)。表紙のイラストのイメージを再現しております
『できるリーダーが「1人のとき」にやっていること マネジメントの結果は「部下と接する前」に決まっている』(大野栄一著)。表紙のイラストのイメージを再現しております

緊迫化する世界情勢を知る

赤木:いま、日本は戦後ではなく「新しい戦前」にある、なんて言葉を聞くようになりました。第3次世界大戦という言葉も現実味を帯びており、日本が戦争に巻き込まれるのではという不安が広がっています。『 2030年の戦争(日経プレミアシリーズ) 』では、軍事と国際情勢についての専門家2人がディープに語り合います。国家の軍事のぶつかり合いである「古い戦争」から、サイバー戦や情報操作も含めた「新しい戦争」に移行しつつある現状を分かりやすく解説しながら、日本が何を予測し、どう準備しておくべきなのか、その道筋を示します。不安だからこそ将来予測を行うべきだ、という「はじめに」のメッセージに、強い説得力があると感じました。

常陸:ともに1982年生まれという気鋭の軍事研究者2人による共著ですよね。日経BOOKプラスの連載「小泉悠×山口亮 『2030年の戦争』」でも、中国の軍備拡大、北朝鮮の核開発、ロシアのウクライナ侵略など、最新の国際情勢や日本の安全保障環境についての興味深い考察が読めます。質疑応答が活発に行われた刊行記念トークライブの模様も収録していますので、ぜひご覧ください。

『2030年の戦争(日経プレミアシリーズ)』(小泉悠+山口亮著)。本書から抜粋した記事もとてもよく読まれていて、関心の高さをひしひしと感じています
『2030年の戦争(日経プレミアシリーズ)』(小泉悠+山口亮著)。本書から抜粋した記事もとてもよく読まれていて、関心の高さをひしひしと感じています

赤木:続いて、現在の世界秩序の主役であるアメリカ、そしてそのトップであるドナルド・トランプ大統領の素顔に迫る本を紹介しましょう。ピュリツァー賞を2度受賞したジャーナリストのボブ・ウッドワードによる最新作『 WAR(ウォー)3つの戦争 』は、中国、中東、ロシア、アメリカを軸に、緊迫する世界情勢の裏側で何が起こっているのかを描きます。あわせてお読みいただきたいのが『 FEAR 恐怖の男[新装版]トランプ政権の真実 』。第一次政権時代のトランプ氏の危険な思考様式を描いています。この2冊を読むと、核兵器の使用さえ現実のものとなりかねないという事実に、背筋が寒くなります。

常陸:トランプ2.0の世界秩序の動向を理解するためにも、たびたび物議をかもすトランプ大統領の発言の裏を読み解くためにも、目を通しておきたい2冊です。日経BOOKプラスの記事「訳者が解説 『屈指の傑作』ボブ・ウッドワード『WAR 3つの戦争』」や「楠木建 トランプが政治家に最も向いていないことが分かる本」もお薦めです。ボブ・ウッドワードによる「トランプ3部作」の編集を手掛ける金東洋デスクの寄稿「トランプを理解するために読みたい日経の本 ウッドワード『3部作』」も理解を深めるためのきっかけになりますよ。

ピュリツァー賞を2度受賞した著者が、ウクライナ、中東、米大統領選という「3つの戦争」の舞台裏を徹底取材した『WAR(ウォー)3つの戦争』(ボブ・ウッドワード著、伏見威蕃訳)。『FEAR 恐怖の男[新装版]トランプ政権の真実』との併読をお薦めします
ピュリツァー賞を2度受賞した著者が、ウクライナ、中東、米大統領選という「3つの戦争」の舞台裏を徹底取材した『WAR(ウォー)3つの戦争』(ボブ・ウッドワード著、伏見威蕃訳)。『FEAR 恐怖の男[新装版]トランプ政権の真実』との併読をお薦めします

 今回も“反・冷笑”からトランプ本まで、バラエティーに富んだ本のご紹介でしたね。みなさんが良いスタートを切れるよう、応援しています!

2025年春、新たなスタートやチャレンジを「日経の本」がサポートします
2025年春、新たなスタートやチャレンジを「日経の本」がサポートします

写真=長野洋子 構成=坂巻正伸 (日経BOOKプラス 手前みそ班)